先日、『愛を弾く女』というおフランス映画を十数年ぶりに再観しました際、以前は何となく聞き流していたサウンドトラックに耳を奪われました。エマニュエル・べアール演じるカミーユというヴァイオリン奏者とその仲間たちが演奏している音楽が、どれもとんでもなく素晴らしいなと。
ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、のトリオで奏でられる楽曲群。ノスタルジックでありながら、現代音楽的な冷ややかさもあり、分かり易いかと思えば破天荒。ゆったりとして心地よいかと思えばスリリングに迫って来もする! こいつはヤバイぜ!! 早速、Amazon でサウンドトラック盤を探してみますと、あっさりと見つかりましたが、サブタイトルに「ラヴェル 室内楽作品集」とあり、ここで初めてクラシック音楽であることを認識した次第です。映画の中で言ってたような気もするけど... ハハ なーんだ、ラヴェルって有名じゃん! さて、クラシック音楽であれば、より良い形でそれらが収められているアルバムが他にある筈。というのは、「CDの買い方マニュアル」に書いてありますので(嘘)、当然のようにそれを探してみましたところ、ございました。 『ラヴェル:室内楽作品集&ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ』
録音:1973年, ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン), ジャック・ルヴィエ(ピアノ), フィリップ・ミュレ(チェロ)
サウンドトラック盤に収録されている全曲プラスαの2枚組!しかも、演奏者はサウンドトラック盤と同じ方々。 『愛を弾く女 - デラックス・エディション』と言っても過言ではない充実の内容となっております。 〜愛を弾く女 - 予告編〜 尚、映画の方も、個人的に心の名作です。 まだご覧になっていない方は、是非。
10/28/2013
孤独のグルメ『孤独のグルメ』というTVドラマを見ていて、いいなあと思うのは、主人公の井之頭五郎と言う人が、(失礼ながら)そこまでは美味しくないだろ〜 という感じの料理であっても、「いいじゃないか〜!」と大満足するところ。 五郎サンの人物設定からして、いくらでも美味しいお店は知っていそう。高級な料理も沢山食べている筈なので、どこそこの何とかって店の方が上だ、と言う事も可能な筈ですが、彼は決してそれをしません。 今食べている料理のことだけをひたすら考えます。凄くいいですね。 居酒屋のパスタを「そこら辺のイタメシ屋より全然美味しい!」という学生に対して、五郎サンは心の中でつぶやきます。 「でも、青年よ… こういう店はどこかと比べられる味じゃないんだ。」 勿論、より高級なものを知っているに越したことはないとはいえ、しかしながら、目の前にあるものを自分が知っている別のものと比較することでしか評価できないのだとしたら、感性はどんどん貧しくなってしまうような気がします。 娯楽や芸術に関しても同じ事が言えそうですが、それならばまだしもです。 命をいただいているのが、食事。生き物を殺している、という認識があれば、おいそれと料理にケチをつけることはできないと思います まあ、不味い物は不味いですけど… 食欲の秋。ということで、食べ物ネタでした。 そして、2013年10月は、以下の3カ所で演奏いたしました。
毎度、ありがとうございます。 2013,10,08 渋谷Wasted Time イベント名:フォーキーな意図 出演:叶多/菅野忠則/Licca/ターニャ 曲目:遷ろい/恋(cover 松山千春)/それから/日が暮れる前に/彼女の絵 2013,10,11 日吉CALENDAR Cafe(暦茶屋) イベント名:furah presents “Golden Dreamers” 出演:長谷川光志/菅野忠則/CLUB TEA/ハイクロニカ/furah 曲目:遷ろい/恋(cover 松山千春)/それから/粧い/彼女の絵 2013,10,23 阿佐ヶ谷Next Sunday 出演 : 安藤タカシ/利根川風太/菅野忠則/杉本亮×斉藤繁晴 曲目:遷ろい/座敷童子/生活の柄(cover 高田渡)/それから/約束/彼女の絵 8/31/2013
2013年8月のこと最近はまっているTVドラマがありまして… 「俺たちは天使だ!」という、ずいぶん昔(1979年)の探偵アクション・コメディー。チャンネル銀河で再放送中です。録画したのを、ここのところ毎日、寝る前に見てます。 オープニング・テーマ「男達のメロディー(by SHOGUN)」 主演の沖雅也さんは若くして飛び降り自殺をしちゃったんですよね…ドラマ自体は、爽やかで痛快なんですが、なんとも感傷的な気分になっていまいます。 オッサン俳優になった沖雅也さん。見たかったな。 テーマ曲の歌詞にもなっていますが「運が悪けりゃ死ぬだけさ♪」という決め台詞が、なおさら身も蓋もなく感じられるし、天使の輪っかをつけた沖雅也さんの絵も、そう思って見るとブラック・ジョークが効きすぎかも。 全然関係ないけど、大歌手・藤圭子さんも飛び降り自殺してしまったし。最近、人身事故がやたら多いような気もする。 人生も芸術も、死に答えを求めるのはよろしくないと思います。 “人は生きて行くために生まれて来たのだ。時が来なければ死のうと思っても死ねん。どんなに苦しくても、生きるしかない。” by 眠狂四郎(眠狂四郎女地獄/1968年) 今月は、3カ所で演奏させて貰いました。
2013,08,03 阿佐ヶ谷ハーネス 出演 : 菅野忠則/堀内章秀(無頼庵)/山田和男(エコエコサイクルズ) 曲目:天狼星に(cover さだまさし)/座敷童子/声をかけてみれば/旅路/約束/カラス(cover 長渕剛)/彼女の絵 2013,08,10 渋谷Wasted Time イベント名:渋音スティック 出演:菅野忠則/太一/日比康造 曲目:声をかけてみれば/祈りについて/遷ろい/カラス(cover 長渕剛)/彼女の絵 2013,08,28 下北沢mona records 出演:菅野忠則/愛間純人/羽田泰輔 曲目:約束/大切なこと/日が暮れる前に/遷ろい/傷痕/彼女の絵 今後の予定はコチラです。お気軽に。いらっしゃいませ。 11/5/2012
OLIVIA PEDROLI『Hiver Nomade(冬の遊牧民)』
大好きなスイスのシンガー”Olivia Pedroli ”がサントラを担当しているインデペンデント映画『Hiver Nomade(冬の遊牧民)』の予告編。
羊飼いの移牧を追ったドキュメンタリーだそう。 3頭のロバ、4匹の犬、そしてモコモコな800頭の羊と共に歩む600キロ! うう…見たい。 今年9月、”なら国際映画祭”で上映されたらしいです。 日本での上映はこれっきり、などといったことになりませんように。 + + 追記:2013/12/05 このサウンドトラックが、2013年度スイス映画賞で”作曲賞”にノミネートされていたようです(惜しくも受賞ならず)。 + + 「Hiver Nomade(冬の遊牧民)」の公式HP http://www.hivernomade.ch/ サントラはBandcampでダウンロード販売中。 10/12/2012
FRANCIS LAI『Le Passager De La Pluie 』 昨晩、「雨の訪問者」って映画を見ました。家にサントラのカセットがあるので、曲は昔から馴染みがあるのですが、映画を見たのは初めてでした。 原題:Le Passager de la Pluie 監督:ルネ・クレマン 出演:チャールズ・ブロンソン,マルレーヌ・ジョベール,ジル・アイアランド 製作国:フランス 製作年:1970年 ヒロイン役のマルレーヌ・ジョベールって女優さんがお色気サービスしすぎ。 ルネ・クレマンって監督はヘンタイに違いなでしょう。 フランシス・レイのスコアが素晴らしすぎます。あらためてCDを探したところ、入手可能なCDは下記3種類。 1992年-DA盤 1995年-日本盤 2003年-US盤(コレが欲しい) どれも廃盤。中古CDが3000円程度。
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