Furman ファーマンの電源タップ「SS-6B」。 言うまでもなく、世界中で愛用されている名機です。 2010年に購入してから、気がつけばもう14年経ちました。 録音機材用として、プラグを替えたり、電磁波吸収テープを貼ったり、少々手を加えつつ、愛用してきました。不具合が生じたことは一度もありません。 しかし、電源タップにも寿命があり、例えば、Panasonicの家庭用タップのコードには、交換目安として3〜5年と書いてあります。時々埃を取る等のクリーニングをしながらでも、古い電源タップを使い続ける最大のリスクは、接触抵抗の増大による発熱→発火、というパターン。 とはいえ、業務用やオーディオ用の場合はどうでしょう。 何万円もする高価なタップを使用している志高き人々も大勢います。それを3〜5年で交換しなければならない、なんてことになったら、世界中で悲鳴が上がるに違いありません。 この「SS-6B」は、そこまで高額ではないといえ、電源タップとしては十分に高い買い物です。 最低でも10年は使わせて欲しいと願うのは悪いことですか?、と涙ぐんでしまいます。 加えて、ChatGPTによると 「ノイズフィルターやサージプロテクターは経年劣化によって性能が低下することがあります」 とのこと。AIを信頼することは未だ難しいですが、それはありえると思ってしまいました。 そういうわけで、まだ使えそうではありますが、念の為、新調することに。 旧SS-6Bのプラグを交換した関連記事はコチラ ↓↓新品↓↓ 14年前と構造は変わってないようです。 フィルター基盤も、取り外してみないと断言できませんが、変わってなさそう。 表面のプリントロゴとか、蓋裏の絶縁フィルム?とか、マイナーチェンジはしています。 例の如く、少しカスタマイズしました。 ・底蓋裏の絶縁フィルム?の上に、電磁波吸収シートを貼り付け ・ノイズフィルターの直前に非磁性体ノイズ抑制テープ(パルシャット)を少し巻く ・ケーブル(4.6m)を2m程度に切り詰め、ちょっと良いプラグを取り付け ・底面にゴム足(インシュレーター)を取り付け これで音が良くなるのか。それは分かりませんが、そういう問題ではありません。 自分なりに手を加えることで、愛着が、いや、愛が生まれるかもしれません。 それでは、ノイズレスでクリアな電源で、良いレコーディングを。 電源タップにも愛=LOVEをこめて... English Summary (by ChatGPT):
I’ve used the Furman SS-6B power strip for 14 years, making minor customizations like replacing the plug and adding electromagnetic wave absorption tape for recording. Though it’s held up well, all power strips have a lifespan, and potential risks like increased resistance and fire are concerns. Deciding to replace it for safety, I customized the new one with tweaks for love and attachment, even if sound improvement is uncertain. Here’s to great recordings with a noise-free power supply! Search Keywords: • Furman SS-6B • Power strip for recording • Audio equipment safety • Customizing studio gear • Noise suppression tips 12/28/2023
年間ベスト・アルバム 2023令和5年版 私的な年間ベスト・アルバム Album of The Year 2023 年間ベストは、2000年前後から毎年欠かさず、 近年はこれいつまで続けるんだろうと自問しながら、選んでいます。 今年は多めの30枚で (アルファベット順)。 ・Anohni And The Johnsons 『My Back Was A bridge For You To Cross』 ・Auré『A Few Notes』 ・Beverly Glenn-Copeland『The Ones Ahead』 ・Blonde Bones『New Animals』 ・Blur『The Ballad of Darren』 ・Bonnie "Prince" Billy『Keeping Secrets Will Destroy You』 ・boygenius『The Record』 ・Camille Bertault『Bonjour mon amour』 ・David Brewis『The Soft Struggles』 ・Depeche Mode『Memento Mori』 ・Dori Freeman『Do You Recall』 ・Eddie Chacon『Sundown』 ・The Finks『Birthdays at Solo Pasta』 ・Gabriels『Angels & Queens』 ・Gina Birch『I Play My Bass Loud』 ・Glen Hansard 『All That Was East Is West Of Me Now』 ・Hilary Woods『Acts of Light』 ・Isolde Lasoen『Oh Dear』 ・Joanna Sternberg『I've Got Me』 ・John R. Miller『Heat Comes Down』 ・Jude Brothers『render tender / blunder sunder』 ・Kassi Valazza『Knows Nothing』 ・Mary Elizabeth Remington『In Embudo』 ・Peter Gabriel『I/o』 ・PJ Harvey『I Inside the Old Year Dying』 ・Quade『Nacre』 ・Ron Sexsmith『The Vivian Line』 ・Shana Cleveland『Manzanita』 ・SHERBETS『Midnight Chocolate』 ・Zach Bryan『Zach Bryan』 【年間ベストアルバム2023 メタル部門】 この狂った一年。ひととき癒しを与えてくれたHeavy Metal、6枚。 ・Calligram『Position | Momentum』
・Elegant Weapons『Horns For A Halo』 ・Holy Moses『Invisible Queen』 ・Kalmah『Kalmah』 ・Mental Cruelty『Zwielicht』 ・Wolf Spider (Wilczy Pająk)『VI』 10/31/2023
AI生成画像に衝撃を受けて考える表現の未来画像は、《白熊くんのハロウィン》というテーマでChatGPT(DALL·E 3)にあれこれリクエストした結果です。こんなに可愛らしく楽しい絵が、いとも簡単に生成されてしまうという現実を目の当たりして、しかもまだ発展途上の段階であるとすると、表現の未来について考えずにはいられなくなります。 AIが生成した画像を使って、アーティストを名乗り、商売まで始めている人たちが既にいるわけで、とんでもない時代になりました。音楽も恐らく、格好良くて気持ち良いBGMが、数秒で吐き出されるようになる時がやってくるでしょう。 現時点でのAIは、まだ何かと物足りません。しかし、その実例一つ一つを取り上げて、ほらみろAIには無理なんだ、と言ったところで、数年後のAIは克服してみせるでしょう。そしてゆくゆくは人間を乗り越えていくのかもしれません。 故に、いずれAIは大概のことはやってのける、という前提で、それでも人間が生身を使って創り続ける理由を考えるのです。因みに、商売(お金)の話は、ひとまず置いておくとして。 パッション、ソウル、エネルギー、そういったスピリチュアル的な"何か”が、人間ならば宿り、AIならば宿らない。そう信じられれば良いのですが、将来的には、「AIにも意識があり、愛があることが分かりました」、なんて話になるかもしれないと思うと、八方塞がりです。 当然、今ここで結論が出せる問題ではありません。 しかし、大切なのは、問い続け、考え続けることだと思います。 AI時代において、人間が表現し、創作を続けるにあたっては、"何故" や "意味" がますます重要になってくるでしょう。そんな話には興味がない、気持ちよければ、楽しければそれでいいじゃない、という人々にとっては、AIで十分だ、ということになるのではないでしょうか。 ChatGPTとのQ&A (The following is a translation into English by ChatGPT.) Seeing the cute and delightful image generated so easily by ChatGPT (DALL·E 3) under the theme "Polar Bear's Halloween" makes me ponder about the future of expression. There are already people using AI-generated images to identify themselves as artists and even start businesses; we are truly living in an extraordinary era. I presume that, in the near future, AI will be able to generate cool and pleasing BGM in a matter of seconds as well. Current AI still leaves something to be desired. But pointing out each of its limitations and saying, "See, AI can't do this," becomes moot when you consider that future iterations will likely overcome these issues. Eventually, AI might even surpass human capabilities. Therefore, under the assumption that AI will eventually be able to do most things, I think about the reason why humans should continue to create using their flesh and blood. Setting aside the issue of making money for the time being, one might hope that passion, soul, and energy — some sort of spiritual "something" — resides in humans and not in AI. However, it's also possible that in the future we might find that AI has consciousness and even love, making this a conundrum. Of course, there's no conclusive answer to be had here. But what's crucial is to keep asking and keep thinking. In the age of AI, the "why" and "meaning" behind human expression and creation will become increasingly important. For those who are not interested in such matters and think as long as it feels good or is enjoyable, that's all that matters, AI might be more than sufficient. Q&A with ChatGPT 12/3/2022
年間ベスト・アルバム 2022令和4年版 私的な年間ベスト・アルバム Album of The Year 2022 大変おめでとうございます (画像クリックで拡大&タイトルが表示されます)
番外編|ヘヴィメタル
8/17/2022
SHURE V-15 Type IV + SAS針以前にフリマで入手した"SHURE V-15 Type IV" のボディに、JICOのSAS針を装着。
ボディは年代物ですが、ちゃんと音が出ました。 繊細で優しく でも、熱くあるべきときには熱く 秘めた情熱を垣間見せながら、アダルトに奏でる ... マンダム そんなポエムです。 #アナログ #カートリッジ #シュアー #V15 #Type4 #MM 6/13/2022
Nagaoka MP-150に200の針Nagaoka ナガオカのレコードカートリッジ "MP-150" に、上位機種である"MP-200"の針(JNP-200)を装着してみました。海外の掲示板で、この組み合わせを絶賛する書き込みが散見されます。
分かりやすく音質向上。 レゴっぽい見た目も、良い感じです。 #アナログ #カートリッジ #MM 12/13/2021
年間ベスト・アルバム 2021令和3年版 私的な年間ベスト・アルバム Album of The Year 2021 大変おめでとうございます (画像クリックで拡大&タイトルが表示されます)
12/3/2020
JICO N-38 SAS/B (TRIO トリオ V-38用SAS針)前回投稿した "TRIO トリオ(KENWOOD) カートリッジ『V-38』" の続編。 JICO 日本精機宝石工業株式会社 が受注生産している互換針を入手。 SAS (Super Analog Stylus、通称SAS針)という種類で、 JICOが開発し、JICOでしか作っていない針です。 カッティング針(レコードの原盤を削る際に使用する針)の形状に近く、 レコードの溝の奥まで届き、他の針では拾えない音まで拾うのだそうです。 めちゃくちゃ細いカンチレバー(出っ張ってる棒)の先に、 極小のダイヤモンドチップが取り付けられています。 見るからに技術の高さが伺えます。 取り付ければ隠れてしまう部分に社名の刻印。 こういうの、凄くいいですね。 肝心の音ですが、解像度が大幅に向上して、歪みは激減。
内周でも歪みを全くと言っていいほど感じません。これは凄い。。 幾分ボワついていた低域もいい感じに引き締まりました。 大分ハイファイになった印象ですが、元々の音の肌触りや質感は失われていません。 クリアで且つ柔らかく暖かい音がします。とても心地よく響きます。 盤を選ばず、音楽を楽しめるカートリッジになったと思います。 これぞ正しく"NEWビンテージ" 況や "クラシック・モダン" ではないだろうかと思います。 11/18/2020
TRIO トリオ・カートリッジ『V-38』TRIO トリオ(KENWOOD)のレコード・カートリッジ『V-38』。 道具箱の底に裸で眠っていました。 1970年頃に発売された同社の4ch対応コンポ「ST-6J」から取り外されたものです。 (付属の針はステレオ用の丸針なので、4chで聴くためには別売の"シバタ針"が必要です)。 このままプレーヤーに取り付けてみましたが、音が出たり出なかったり、まともに再生できません。 よく見るとヘッドシェルがグラグラと横揺れして不安定です。 針がカンチレバーから取れかけていました。しかし、可能性を感じます。 某量販店で互換針を入手。今だに新品が販売されていることに驚きました。 重すぎて扱い辛いヘッドシェルと、見るからにボロボロなリード線も交換しました。 "TRIO"のヘッドシェルは勿論大事に保管します。飾ってもいいかもしれない。 装いも新たに心機一転、あらためて聴いてみます。 如何にも"レコードの音!!"という感じで力強い。ダイナミックな音がします。 ほわっと空間の広がりも感じられます。聴いていて気持ちが良いです。 因みにこれ、ヘッド側にLE/REと文字があるので、ヘッド側がCOLD(−)なのだろうなと。元のヘッドシェルにもそういう繋げ方をしてありました。間違っていたら逆位相で聴くことになりますが、まあ、大丈夫でしょう 汗 50年前のカートリッジが元気に演奏しています。
互換針 ・NAGAOKA ナガオカ "87-38" ・JICO N-38 SAS/B ・オークションにてetc 【関連記事】 |
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