ロンドン北部出身のシンガー・ソングライター”Elena Tonra(以下、エレナ嬢)”によるソロ・ユニット『DAUGHTER』。
彼女が昨年(2011年)発表した2つのEP「His Young Heart EP」と「The Wild Youth EP *販売中止になったようです」は、どちらも大変お薦め。 音楽性は、エクスペリメンタル・フォーク…とでも言いましょうか。 基調となっているのは、エレナ嬢がアコギで弾き語る繊細なフォーク・ソング。 そこに野郎ども(サポート・ミュージシャン)が空間系エフェクトのかかったエレキ・ギターやエレクトロ・サウンド等々を静かに、そして絶妙に絡ませていきます。
しかも、美人ときている。
1/16/2012
THE WEEPIES 『Say I Am You』
ザ・ウィーピーズは、アメリカのおしどり夫婦デュオ。
二人の出会いはボストンのバー。出会ったその晩に一緒に曲を書き上げた… という映画のような馴れ初めからスタートした彼らの奏でる音楽は、甘酸っぱい哀愁で溢れたアコースティック・ポップス。 「出会ったその晩ってネタだろ~」 と勘ってしまう濁った心を必ずや浄化してくれるでしょう。 かなり個性的な歌声の彼女と、良い意味で癖のない歌声の彼。二人が交互に歌い、時にハモることによって、このユニットにしか出せない独自の世界観を作り出しています。 現在までに発表された4枚のアルバムはどれも素晴らしく、音楽性も殆ど変わっていないため、全部買って損はないと思いますが、まずは画像の2ndアルバムを是非。
手をつないでいたり、寄り添っていたり、といった仲むつまじいプロフ写真が多い彼らです。
敵も大勢いることでしょう。
結成からついこの間までボストンを拠点に活動していた彼らですが、現在はカルフォルニアに移住し、子育てに奮闘しつつ5thアルバムを製作中だそうです。
ピュアソウル。2006年の作品。 昨年(2011年)発売された、ニーナ・シモンのボックス・セット。彼女がRCAに残した下記アルバム9枚がセットになっています。 CD1 - Nina Simone Sings The Blues (1967) CD2 - Silk & Soul (1967) CD3 - ‘Nuff Said (1968) CD4 - Nina Simone & Piano (1969) CD5 - To Love Somebody (1969) CD6 - Black Gold (1970) CD7 - Here Comes The Sun (1971) CD8 - Emergency Ward (1972) CD9 - It Is Finished (1974) CD1と2は、過去盤と同じマスターを使用しているらしいですが、どの盤なのかは不明です(音質は十分良いです)。CD3~9はマーク・ウィルダーというエンジニアがニューヨークのスタジオで新規リマスターを施しています(情報元:ブックレット+SONY MUSIC SHOP)。 リマスターの音質について参考までに、Nina Simone & Piano(CD-3)について、2001年発売の輸入盤、BMGジャパンの現行盤(K2 24bit マスター)の2枚と比較した感想ですが… 音圧に関しては、2001年盤よりは高く、BMGジャパン盤よりは低くなっています。 奥行きやダイナミクスに関しては、どちらと比較しても明らかにグレードアップしていています。 パッケージについては、写真のとおりショボイです。 なので、パッケージより中身と価格、って方にお薦め。 尚、ブックレットに記載されているCD-1のボーナストラック2曲が実際には収録されていない、ということで、マニアの間では既に曰くつきのボックスとなっているようですね。 よく気が付くよなあ…そういうこと。 1/15/2012
WHISKEY PRIEST『Hungry』 ウィスキー・プリーストは、米国オレゴン州セイラムのパワーポップ・バンド EASTERLY のフロントマン NOAH HALL のソロ・アコースティック・ユニット。アルバムは今のところこれだけ。 彼のMyspaceによると… "The vocals and guitar on the album were recorded together live, because this is the most basic way to convey a song." 意味は… “このアルバムの唄とギターは一発録音されました。それが唄を伝えるために最も基本的な方法だからです。” って感じでしょうか。 正しく最高に伝わってくるフォークポップ集。2008年の作品。 1/12/2012
KATE WALSH『Tim’s House』 『ティムの家』 なんて哀愁たっぷりのタイトルだけで、もうティアーズこぼれ落ちそうです。 夕日に包まれた彼女の後ろに、ティムの家があるのでしょうか。 …無いな。多分。 イイ曲、イイ声、アコースティックギターの爪弾き… イギリスはブライトンのシンガーによる2ndアルバム。 2007年の作品。 1/11/2012
SIBYLLE BAIER『Colour Green』 1970~73年に録音された音源ですが、日の目をみたのは30年以上も後の2006年。ダイナソーJr. のJ・マスシスがCD化にあたって一役買った、という逸話がくっついているアシッド・フォークの隠れ名盤。 し~ん…とした夜中に聴くことをお勧めします。 余計にし~ん…としますので。 ネット上で、この作品について「彼女が他界した後で息子がリリースした」といった泣ける情報が散見されますが、2009年にシンコー・ミュージックから発売されたディスクガイド本『ACID FOLK』のレビューには「現在は米国在住の専業主婦」とあるんですよね…。 勝手に殺しちゃ駄目じゃん… |
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